破天荒な健康ノート

こんにちは 元気に生き生きと生活する情報をお届けしています。ぜひご参考ください。

熱中症対策で気をつけたい水の飲み方

暑くなり、汗をかき、冷たいものが飲みたくなりますが

水の飲み方には気をつけなければなりません。

 

*水そのものは、体に良い悪いは無い

 

『人間の体の70%は水でできている。』

 

というのは有名ですが、体内の水は”真水”ではありません。

 

塩分をはじめ、色々なミネラルが溶けています。

 

水は栄養や老廃物を流し、細胞を若返らせ、

要らないものを体外へ排泄する”ツール”です。

 

それ以上も以下もありません。

 

ちなみに、細胞が新しい栄養をとり、

古いものを捨てるのサイクルのことを代謝といいます。

 

ですので、水が減れば代謝能力が落ちるので

体は危険信号を出すのです。

 

では、水が体に過剰にある状態は大丈夫なのか?

 

取りすぎた水はまず、尿として排泄されます。

人によっては鼻水が出やすくなる人もいます。

 

これは、体内に必要以上の水を蓄えておくことができないからです。

 

これは一度に大量の水を飲んだときに起こりやすく

飲み物がコーヒーなどのカフェインが多く含まれたものは

利尿作用がありますので

飲んで直、膀胱行き状態です。(個人差はありますが)

 

*血管を循環しない水は役立たず

 

体内に水が増えると、血液中のミネラル等が相対的に薄まります。

血管は血液成分が薄まらないように

多すぎる水は血管の外に出してしまいます。

 

これは血管と浸透圧の関係でも説明できます。

水にミネラルが溶けてることで、

水が血管中にとどまることができます。

 

血管から漏れ出した水は、巡り巡ってリンパ管に流れ着き

最終的には静脈に戻されるようになっています。

 

リンパは血管中のような流れがあまりありませんので

リンパマッサージのようなものを必要とします。

 

漏れ出た水が多くなると、体の深部にも貯まるようになります。

 

マッサージで刺激できるのは表面的なレベルまでですので

量が多くなると体の内部にたまっていきます。

 

この余分な水が増えると

  • 体温の低下(低体温症)
  • 疲れやすい
  • 病気になりやすい
  • 内臓機能の低下
  • 血流が悪くなる
  • やる気の低下

等を招きます。

 

必要以上に水があるため、そこに熱を奪われて

体が冷えてしまうのです。

 

朝、なかなか起きれなかったり

日中もやる気が起こらなくなります。

 

*予防策

 

余分な水を体に溜め込まないためには

 

よく汗をかく

ということが必須です。

 

最近はエアコンの影響で

汗をかかなくてもいい環境が増えていますが

 

汗によって全身の不要な水を排出する役割があります。

直接不要な水が出るというよりか、

それが循環に巻き込まれやすくなるというのでしょうか。

 

血管に流れていない水は何の役にも立ちません。

汗をかくことでこれらの水を循環させて減らすことができます。

 

体内に古い水をためておくのではなく

常に新鮮な水を循環させるようにすれば

体が暑さにも強くなりますし

熱中症、夏バテが予防できます。

 

なるべく涼しい時間帯(朝方、夕方)に運動して

一汗かきましょう。

 

それの補助的役割として

熱い風呂やサウナに入って

どっと汗をかくのもいいです。

汗をかくという機能を鍛えることになります。

 

ですが、長時間の入浴はかえって脱水症状を招きますので

ご注意ください。

 

熱中症対策にはこまめに水分補給すると良いのは事実ですが

汗をかいていないのに水分を取っても

無駄水を増やすだけです。

 

汗をかいたり、トイレに行った後に飲む

という習慣を心がけましょう。

 

水分補給をする時は塩分も同時に取ると

なお効果的です。

体のミネラルは汗をかくと同時に

減ってしまいますので

こちらも補給するのが正しい水分補給ですね。

 

体は水を健康な状態で溜めておくことはできません。

何気に取り扱い注意です。(汗)

 

といっても、ちょっと意識するだけですけどね。

 

 

ありがとうございました。