ストレスがたまると体が痛くなる?
毎日、忙しく、人間関係に疲れたあなたへ
ストレスを溜め込み、精神的に参ってくると
痛みに弱くなります。
自律神経の活発派の交感神経が強すぎて、
全身の筋肉が緊張してしまうからです。
緊張するのは、わかりやすい筋肉だけでなく、
細かい筋肉にまで影響します。
*血管を締め付ける筋肉
血管は血流量を調節するために平滑筋が取り巻いています。
ストレス状態が強く、緊張を促す交感神経が高まり、
副交感神経の筋肉をほぐす作用が少ないと、
血管を締め付け、血圧が上がり、血液の流れが悪くなります。
全身の血管が一気にギュッとなるのではなく、
部分的に血管を締め付けるのです。
もともと、血液の流れが停滞しやすい肩や腰周辺で感知しやすく、
肩こりや腰痛を引き起こします。
これは、血液の流れが悪くなることで、
筋肉や組織が栄養を交換する量が減り、
炎症を起こすことで知覚神経を刺激し
痛みを起こすと考えられます。
血液からくる痛みは初期の頃は
不規則に起こります。
部分的に起こり、様々な場所に変えていくので、
やっかいです。
今、肩に痛みが起きたとしても、
しばらくしたら、もしくは
一晩経ったら
なんともなかった
ということで、疲れや筋肉痛、古傷の疼きのような
一過性な痛みや思い込みと勘違いしてしまいがちです。
これを、放っておくと
慢性的な痛み(血管の緊張による炎症)
に変わります。
体を動かしたり、十分に休んでも
肩や腰の痛みが取れなかったら
血管の緊張からくる痛みを疑ってみてください。
*原因はストレス
日常的にストレスが蓄積してしまったことによって
自律神経が乱れ、血管の異常な緊張、
血液の流れの不均一を起こしています。
ストレスは貯めると、痛みに変わります。
痛みというのはそれだけでやる気をそぎ落とします。
虫歯の痛みや切り傷、打撲などをすると、
その痛みが気になって集中できませんよね。
血管からくる痛みの場合は
その原因がわかりにくく、
病院へ行っても”異常なし”と言われてしまうこともあります。
血管の緊張位置がコロコロかわるからです。
まじでやっかいです。
昨日は右肩が痛かったのに
今日は左肩が痛いなんてこともあります。
この痛みが慢性的になると
思考力が低下し、行動も消極的になり
活動の幅が狭まってしまうので
大変です。
逆に、ストレスが少ない人は
行動力があり
ポジティブな性格で
病気にもなりにくく
エネルギッシュです。
血管の緊張と緩和もスムーズですので、
不規則な痛みや慢性的な痛みに
悩まされることも少ないです。
これからの時代は”血管”をケアする時代なのかもしれません。
*血管ケア
対処法として、
まずはストレスを減らすようにしましょう。
リラックスする習慣を持つ。
スポーツや音楽などで発散させる。
ストレスに感じることをなるべく避ける。
といったことで副交感神経をあげて
血管のコリをほぐします。
暴飲暴食でストレス発散させると、
食べ物による血管の硬化を招くので
かえって悪化する可能性が有ります。
あとは、”血管のせい”だという認識を持つことも重要です。
肩が痛いのは肩が悪いからだ。
と決めつけてしまうと
原因が一切つかめません。
お医者さんの診断や本などで調べてみて
痛みのある箇所に特に異常がないとわかったら
「もしかして、血管?」
と疑ってみましょう。
痛みが引いたり、増したりと不規則だったり、
痛む箇所がコロコロ変わる場合は
血管の仕業の可能性が高いです。
可能性として意識するだけでも
不安な気持ちは和らぎますし
余計なケア、間違ったケアをしないですみます。
人間関係のストレス同様
やっかいな痛みですが
柔軟性が大事にですね。
ありがとうございました。