頑固なこだわりは邪魔
”こだわり”には二つの意味で使われます。
細部までこだわり、美を追求する
と
昔ながらのやり方にこだわり、意見を曲げない
「こだわる」ということには
良いこだわりと、悪いこだわりがあります。
良いこだわりとは、
- 精度を上げる
- 可能性を広げる
- 選択肢を増やす
ということに対するこだわりで、
悪いこだわりとは
- 考えを固執する
- こうあるべきだと決め込む
- これ以外選択肢がない
から来るこだわりです。
「こだわりが強い」
と一言でいっても
それが良いことか悪いことかは
わかりません。
考えを深掘りしてみて初めて
良いこだわりか、悪いこだわりかが
見えてきます。
*悪いこだわりは毒である
ある考え方にこだわって、
悪い方向にいってしまうことがあります。
例えば、
トマトがダイエットに良いからといって
毎日トマトばっかり食べたり、
必要以上に食べまくったりする人がいます。
少し痩せるなど効果はあったが
栄養が偏ってしまう影響があります。
また
運動することが健康に良いからといって
足を痛めるまで走ったり、
腰を痛める重さで筋トレする。
といったこだわりは本末転倒です。
一つの考え方に固執した生き方は
頑固で、他人の意見を聞かず、
イライラしがちです。
他人に否定されたり
結果が出なかったり
別の問題が発生したりと
ストレス要素は次々と身に降りかかってきます。
ストレスが強くなると
自律神経が乱れ
生活バランスが乱れる要因です。
本当は体に悪いことでも
意固地になってしまうと
善悪や損得の判断がつけにくくなってしまうのです。
*こだわりは一旦捨てる
考え方に固執しそうになったら
一旦捨てる、距離を取ることが重要です。
他人の考え・アドバイスに耳をかしたり
これまでの経過を見返してみたり
別のサイン(変化)を見つけたり
する必要があります。
自分の考えを見直して
間違っていなければそのまま続ける
改善するところがあれば直す
間違っていればやめる
こういう修正をこまめにしていかないと
悪いこだわりのスパイラルにはまって
抜け出せなくなってしまうのです。
*こだわりと距離をとる習慣をつける
人間の体は
交感神経はと副交感神経が
交互に活動しないと
内臓・血管・神経が正常に働きません。
結果的に脳の活動にも影響を与えるので
社会生活にも必然的に影響が出てくるのです。
自律神経を正常に保つには
「こまめにこだわりと距離を置く」
ということが大事です。
自分を俯瞰してみる
客観的にみるというのと同じ意味です。
自分のポリシーや信念を持ち、こだわることは
大事なことですが、
時として暴走してしまうこともあるので
こまめに修正する必要があるのです。
最初にも言った
細部までこだわり、美を追求する
タイプのこだわりとは
一つのことにこだわっては距離を置き
また再びこだわってまた距離を置く
という繰り返しであり、
この一連の流れに「こだわる」
ということではないでしょうか。
ありがとうございました。