暑くても熱く生きる
体温が低い人が増えています。
健康な人の体温は36.8 ± 0.3℃と言われています。
36.8℃の人の体は触れると
結構熱いです。
特に運動をしていなくてもです。
これくらい体温があると
病気に強くなります。
バイ菌・ウイルス・がん細胞
に負けない体です。
普段は自分の体温をあまり意識しないものですが
お風呂のお湯がぬるいと感じる場合でも
2~4℃の範囲です。
40℃だとぬるいけど
42℃だとあったかいみたいな
自身の体温となれば
1~2℃の変化は
体調に大きく影響してくるのです。
*熱い体は住みにくい
風邪をひくとなぜ体温が上がるのか?
それは、体内で繁殖した風邪の菌やウイルスを
繁殖させないようにするためです。
細菌にとって1℃温度が上がっても大したことはありませんが
体温が37℃以上になると
体の細胞がかなり活発化します。
非常事態宣言が出されたわけです。
体の免疫細胞は戦闘態勢をとります。
これによって、外部から侵入してきた
バイ菌やウイルスを撃退するのです。
病気による体温の上昇は
体力をかなり削り
風邪を治す代償として
体のエネルギーを一度にかなり消耗します。
しかし、普段から体温が高い(36.8 ± 0.3℃)人は
免疫細胞がアクティブであり精鋭部隊なので
バイ菌やウイルスがそもそも体で悪さをしにくい状態になっています。
*低体温者は狙われる
いつ体温計で自分の熱を測っても
体温が低い、36.5℃を超えない状態だと
病気になりやすい体です。
低体温症と言われる人は
35℃台です。
季節の変わり時期になると
寒暖の変化が激しく、
夜の睡眠時に急激に体温が下がり
気温の変化に体がついていくことができず
日頃の疲れと相まって
風邪を引いてしまうのです。
もしくは周りの人にうつされやすくなります。
慢性的な便秘の人は
体温が低いために
腸で便秘の元凶となる大腸菌が
繁殖しやすい状態になっていて
いつまでたっても便秘が治りません。
体温が低い体は
病原菌の連中のターゲットとなってしまいます。
*がん細胞は温度の低いところから
温度が低い細胞は働きが鈍くなります。
古い細胞から新しい細胞へと生まれ変わる
代謝が起こりにくくなってしまうので
体は老化しやすくなります。
そんなよぼよぼになった細胞からは
がん細胞が増殖しやすくなります。
がん細胞は普段から発生していますが
キラー細胞(がん細胞に対する免疫)によって抹殺されることで
「腫瘍化」することを防いでいるのです。
しかし、体温が低いと繁殖力がすごいので
キラー細胞の防衛力を上まってしまうのです。
体温の低い体は外敵による病気も
内側からくる病気のどちらにも影響を及ぼすために
低体温は改善する必要があります。
*まずは1日1回高温状態にする。
大人になると体を動かす機会がへ減り
空調によって室温調整された部屋にいる機会が増えます。
それによって体の基礎体温が徐々に低下してしまいます。
それなので、1日一回は自ら体を動かせて
自らの体温を高温にする必要があります。
運動をして筋力を鍛えることで
自然と体温が上がります。
運動ができないときは
熱いお風呂に入るなどで
体温を上げるのもいいでしょう。
運動した直後は体温は36℃後半~37℃台まで上がるわけですが
体温を上げることで体の免疫機能が上がります。
筋肉を鍛えれば普段から熱を生成しやすくなります。
ちなみに、太っていて脂肪で熱がこもるため
太った人は暑がりだ。
といいますが、脂肪そのものは
冷たくなりやすいです。
砂漠みたいなもので
日中暑くなりやすく、夜寒いみたいな環境ですかね。
その寒くなったときが狙われます。
やはり、ダイエットをして
余分な脂肪は落としたほうが良いです。
ありがとうございました。