骨盤の歪みが引き起こす体の不調
姿勢が悪く、体が歪むとどんどん不健康になっていきます。
骨盤が倒れれたままで背中が丸まっていると、
おなかだけ出てしまいます。
筋肉が硬くなれば、
神経にも影響が及び
肩の痛み、頭痛、腰痛、便秘を引き起こしやすくなります。
*土台である骨盤は動く
人間の体は腰から骨盤ー背骨ー頭蓋骨の順に
体を支えていますが、
土台である骨盤はがっちりと固められた土台ではなく
グネグネと動く柔らかい土台だということです。
これは人間が2足歩行動物であるために
立つ、座る、横になる、反る、かがむ、ひねるといった
様々な動作に対応できるためのものです。
ですが、人という生き物は
なるべく動かないようにする知恵があります。(苦笑)
骨盤の機能とは相反して、
体はなるべく動かさないで生活する時間が多いです。
便利になればなるほど
体は動かしません。
歩いて10分もかからないところへ行くのも
車を使うようなものですから。(汗)
ですので、人間の体は骨盤のまわりの筋肉から
コリや歪みが生じて
あとは、上へとバランスをとるように
ぐにゃぐにゃと蛇行していきます。
*動く骨盤、重たい頭
骨盤にとって最も重たい存在なのが頭です。
頭だけでボウリングのボール(5、6キロ)ほどあります。
頭が少しずれただけで、体の筋肉にかかる負担のバランスが
変わってくるので、長時間バランスを崩していれば
筋肉がコリ、血流が乱れ、神経も乱れるのは
当然です。
理想を言えば、骨盤がまっすぐで背骨がまっすぐであれば、
頭の重さはほとんど背骨に乗っかりますので、
肩や腰の筋肉への負担はほとんどありません。
*最も楽な姿勢=美しい姿勢
筋肉への負担が少なく、痛みや不調が起こらない姿勢は
背筋の伸び、アゴがクッと引いているときのしせいです。
これは立っているとき、座っているときでも
同じです。
このときの姿勢が頭の重さを最も背骨から逃がすことができるので
結果的に楽な姿勢となります。
悪い姿勢を続けている人は
良い姿勢を作る筋肉が弱まっているので
はじめはこの良い姿勢がきついと感じるかもしれませんが、
筋肉が再び目覚めれば必ずこちらの方が
楽になり、健康的です。
とは言うものの、一日中この姿勢をキープし続けるわけには
いきませんので、
定期的に体を動かしたり、背筋を伸ばすなどして
体の歪みをリセットすることが大事です。
肩こりや腰痛は体の歪みの蓄積でもありますので、
コツコツと借金返済していくしかありません。
普段から、良い姿勢を心がけるためには
”体重を背骨に任せる”という考え方が大事です。
背骨に体重が乗っていないからこそ
体の筋肉が無駄に疲れてしまうし、
骨盤、背骨が曲がってしまい
不調がひどくなってしまのです。
頭の重さは骨に任せましょう。
ありがとうございました。