限りなく白に近い炭水化物
糖質抜き、炭水化物抜きダイエットが
ブームでよく取り上げられていますが、
勘違いしやすい取り上げ方が目立ちます。
ご飯(炭水化物)は食べない。砂糖菓子は食べない。
ということをすれば”痩せる”ということだと思いますが、
この背景には今、世の中に普及している
砂糖、炭水化物が「白すぎる」
ということからきているのだと思います。
*白すぎる=うますぎる
世の中の砂糖、炭水化物が白すぎるとは
どういうことかというと
精製(精白)されすぎたということです。
玄米は白米よりも栄養価が高いことは
知られていますが
その分、味がついてしまい
料理と合わなかったり、味が苦手という人もいます。
白米の方が
余計な味が無く
歯ごたえも調節しやすく
様々な料理と合わせやすいので
現代で重宝されるようになったということ
じゃないかなと思うわけです。
精白してありますから、
炭水化物以外の栄養はほとんどありません。
それを、たらふく食べれば
炭水化物の取りすぎで
太るよね。
といったところではないでしょうか。
白米に限らず
小麦、砂糖なども
以前よりもかなり精白されました。
スーパーで小麦粉や精製砂糖を買えば基本
真っ白ですよね。
黒糖。黒砂糖は玄米と同じで精白される前の状態のため
糖質以外にもビタミンやミネラルが含まれています。
白い砂糖は純度が高い砂糖ですので、
強烈に甘く、高い幸福感が得られます。
つまり、依存しやすいのです。
*もはや調味料として捉えよ
精白された砂糖や米、小麦はかなり便利です。
汎用性が高く、他の食材と合わせやすいので
料理としても使い易いです。
飲食店や食品メーカーのように
不特定多数を相手にする場合はなおさらです。
で、いつの間にか
白=当たり前 の食生活になり
玄米や黒砂糖をヘルシーと捉えるように
なってしまいました。
こうした背景から、肥満、メタボ
炭水化物抜きダイエットの流れが
おきているのかなぁ
といった考察です。
白砂糖はカット(制限)したとしても
白米や小麦を食べないのは
お腹が満たされないし、
食物繊維が取れないし、
食事として物足りないですね。
*黒 → 白 → カラフル
白米を白米のまま食べすぎることが良くないのであれば
混ぜればいいわけです。
別の食品でカサ増しすることです。
簡単なところだと
五穀米、雑穀米の素を入れてご飯を炊くとか、
半分は芋類(芋料理)にするとか。
味付けしてごはんをいっぱい食べよう
っていう意味ではないのでご注意を。
お寿司やカレーライスなど
どうしても白米が合うという料理もありますから
普段の食事のバランス管理が
大事になります。
白米の大盛り食いや砂糖菓子、スイーツを
大量に食べる習慣があるのであれば、
見直した方が良さそうです。
ありがとうございました。