ぐっすり眠りすっきり目覚める
人間の睡眠の質の3割は
光のコントロールで変化します。
潜在的に入ってくる情報
(生きているだけで自然に触れる刺激)
で最も影響を与えるのは視覚情報であり
「明るさ」そのものも情報と考えます。
音や触覚も当然影響しますが
脳の視覚情報を処理する視覚野は
五感の中で一番大きいのです。
ですので、睡眠の質で一番最初に改善すべきは
光のコントロールが良いでしょう。
*寝室は真っ暗のほうがいい
睡眠の質をあげるのに重要なのは
部屋を暗くすることです
人間の脳は光に反応するようにできています
光によって脳を活発にするのです。
朝、目が覚めてから
だいたい16時間経つと再び眠くなるように
なっているのです。
光という情報のストレス下にさらされていて
その限界をむかえると睡眠に至るわけで、
一度睡眠して視覚に関連する神経を
リセットする必要があるわけです。
睡眠中に電気が付いていたり
パソコンのやテレビ、スマホのモニターが付いていると
折角のリセットタイムなのに
同時にストレスがかかってしまいます。
これだと睡眠の質が低く
時間的には十分寝たけど、日中眠い
日中、まぶたがなんだか重い
といった状態を招きやすくなってしまいます。
集中力の欠如
やる気の低下
昼食後や空き時間はほぼ寝ている
といった非常にパフォーマンスの低い
生活になってしまいます。
*徐々に暗くしていく
睡眠の質が悪い習慣は
寝る直前まで部屋を明るくしてしまうことです。
明るい部屋やブルーライトの画面を見た状態では
脳が興奮しているので
いきなり眠りに入るのは難しいでしょう。
そこで、脳に暗さを慣れさせるために
寝る1時間前には部屋を暗くしておく必要が有ります。
照明の光度を調節できるランプを使ったり
間接照明を利用すると良いでしょう。
で、あまり目を酷使する活動は控えて
音楽や音の娯楽を楽しんだり
アロマなど匂いを楽しむ等
視覚以外でできることをしたほうが
睡眠に入りやすくなります。
脳が興奮する情報を取り入れず
脳がリラックス情報をやっていれば
自然と眠くなってくるからです。
そして、寝るときには完全に暗くすることで
睡眠時の脳にかかるストレスが軽減され
睡眠の質がグーンと上がります。
できれば完全に光を遮断して
真っ暗にするのがベストですが
最低でも電気を消してカーテンを閉める
ということはしましょう。
アイマスクは着け心地が気になる人もいますので
必ずしも必要ではありませんが
出先や乗り物の中では便利です。
*朝、一瞬で目を覚ます方法
朝起きたらまず、日の出の光を
眺めると目からストレスを受け取り
一気に日中モードの脳に切り替わります。
あくまでも日の出の光で
目視しても目を傷つけない
光度のときだけです。
10分、早ければ1、2分も経たないうちに
目というか脳が日中の状態に
切り替わります。
眠気が残っていると、二度寝してしまったり
いつまでもぼーっとしてしまいますので
とっとと切り替える最善の方法は日の出です。
天気が悪い日は仕方ないので
電気をつけ脳を刺激します。
(天気が良くても早朝は暗いので電気つけますが。苦笑)
起きるときは眠るときの逆で
光の力を利用すると
起きやすくなります。
目を覚ましたときにすぐに
電気をつけられるスイッチが枕元にあれば
便利です。
睡眠の導入と寝起きをコントロールするには
光環境の工夫でできますし
睡眠の質(日中の質)も上がります。
*スタートラインを同じにする。
朝、起きる時間は毎日同じにしたほうが
生活リズムが整いやすいです。
休日だからといって起床時間が
いつもより遅くなるというのは
誰もがやってしまいがちですが
睡眠のリズムを崩すキッカケになります。
マラソンなどをイメージしてもらえばわかりますが
スタートのタイミングは皆同じでも
ゴールするときはバラバラです。
逆にスタートがバラバラで
最終的にみんなで手をつないでゴ〜〜ル
なんてありえません。(笑)
ですので、一日の始まりはいつも同じ時間で
寝る時間はその日次第って感じのほうが
生活リズムが狂いにくく
睡眠に苦労することもないでしょう。
ありがとうございました。