破天荒な健康ノート

こんにちは 元気に生き生きと生活する情報をお届けしています。ぜひご参考ください。

<熱中症対策にも> 暑さに強くなる方法

暑さに強くなる方法

 

人間の体は普通に生活しているだけで徐々に熱を持ちます。

 

食事 運動(移動) 勉強や仕事 コミュニケーション

 

内臓 筋肉 脳が活発になるだけで体温は上昇します。

 

特に気温の高い夏は大変です。

 

そこで、人間の体のメカニズムを理解した上で

暑さに強くなる方法を紹介したいと思います。

 

*体温調節のカギは全身を巡る血液

 

人間の体温は全身を流れる血液の状態に左右されます。

 

熱を体外に効率良く逃すためには全身の血行が良くなければなりません。

 

血液は心臓から送られる際に

太い血管から細い血管へと流れ、

最終的には皮膚下に張り巡らされている毛細血管へと送られます。

 

毛細血管の隅々まできちんと血液が行き渡っていると

そこで体外との熱のやりとりが行われ

体の温度が下がるわけです。

 

例えば、運動したときやお酒を飲んだときに

顔が火照って赤くなる人がいると思います。

あれは、体温が上がって血液の流れが上昇しているので

皮膚表面に血液が集まって体温を調節しているのです。

 

逆に、冷え性、低体温の人は毛細血管にあまり血液が送られてきません。

人間の体は体内から熱を逃がしたくないときは

毛細血管への血流量を減らして血液にショートカットさせます。

 

これによって、中心部の温度を守りますが、手足は冷たくなってしまうのです。

体が省エネ状態に入ります。

 

この省エネ状態(毛細血管に血液が少ない)は夏も冬もあまりよろしくありません。

 

夏は体内に熱がこもり、熱の発散がしづらくなります。暑さに弱い体です。

冬は指先が常に冷たい状態で寒さに弱いです。

血行がいいと言うのは暑さ(寒さ)に強くなるためには必須条件ですね。

 

暑さに強いというのは、熱中症になりにくい。

クーラーの使用頻度が減ったり、冷やしすぎなくても平気な体になるわけですが、

だからといって熱中症対策をしなくてもいいというわけではありません。

 

血液の流れを意識すれば、自然と熱中症対策にもつながります。

 

*意味のある水分補給、無駄な水分補給

 

全身を流れる血液の量が増えればいいんだなと

水をガブガブ飲んでもあまり意味はありません。

 

飲んだ水は胃腸で吸収され、血管へと送られるわけですが

処理の上限を超えた水分はおしっことして排泄されます。

 

これではあまり意味がありません。

 

水分はこまめに取り、必要以上に摂取しないというのが鉄則です。

 

全身の毛細血管が潤うことを意識する必要が有ります。

 

それは汗という観点からも重要です。

汗は、エクリン腺というところから分泌し水分で皮膚を濡らし、

その蒸発によって体温を下げる効果があります。

打ち水みたいな感じですね。

 

で、この汗は血液中の水分(と若干のミネラル)をいただいて

汗を作っているので

皮膚下の血行が悪いと汗が上手く作られません。

 

血行がいい人は細かく微量な汗を分泌してこまめに

温度調整できるのに対して

血行が悪い人は本格的に暑くなってようやく

汗をかきはじめるので

中々温度調整の機能を果たしません。

 

その場合、無意識で「汗をかいても無意味、邪魔」

という感情になり、しまいには

「汗をかきたくない」と冷房が手放せなくなってしまうのです。

 

あまり汗をかかないと、皮脂がつまって、体臭の原因にもなります。

 

*暑さに強くなるには

 

暑さに強くなるには血行を良くし、汗をかけ。ということになります。

 

まぁ結論としては巷で良く言われている

 

・こまめな水分補給

・普段から運動して汗をかく

・冷房に頼りすぎない

 

ということになってしまいますが、

 

私は、血液の流れについて認識した上で

これらに取り組んでいただきたいと思います。

 

・血液(水分)が全身の毛細血管を巡ることで温度調節がスムーズになる

・汗はその毛細血管からお水をもらって作っている

・血液は滞りやすい。

 

という点ですね。

 

なんのために水を飲むのか?

冷たい飲み物で内臓を冷やしクールダウンするよりも

全身から熱を放出したほうが効果的だということ。

それを考えるとこまめに水分補給というわけですな。

 

アイスやキンキンに冷えた飲み物は

気分的に爽快感を味わえるので適度にということで。

 

水分補給のコツですが、

普通の水よりも、若干塩分がある方がいいです。

コップ一杯にたいして塩ひとつかみ程度をパラパラと

なんとな~く塩入ってんなぁ

くらいの量でオッケーです。

 

塩分があると血管の浸透圧が高くなり、

血管から漏れ出す水分が抑えられます。

 

これは乳製品でもいいようです。

 

汗をかくのが嫌な人って多いと思います。

服が汚れる、化粧が落ちる、臭いが心配

 

かといって汗をかくのを拒むと

体温調節が難しくなってしまって

余計汗に苦しむことになります。

・滝のような汗が止まらない

・臭いがきつい

・クーラーで手足が冷える

 

これらの原因は「細かな汗」をかかないから

汗の機能障害とも言えます。

 

夏に汗をかくのはいいもんだ、と

汗を受け入れるようにしましょう。

 

デスクワークやスマホ操作で

同じ姿勢でいる時間が多い昨今。

こまめに動くことで血液の滞りを減らしましょう。

 

できれば、運動やジョギングをするといいですが

運動嫌い、時間がない人は

 

体をこまめに動かすことを意識してください。

水分補給と同じで”こまめさ”が重要ですので

屈伸してみたり、背伸びしてみたりといった動作を

こまめに取り入れるだけでも血行が改善されます。

 

夏は暑いですが、

体の内側を意識することで

暑さに負けない体をつくり、夏を乗り切りましょう。