塩分の取り過ぎがよくない事情
最近は減塩ブームで
塩の取り過ぎを見直そう
塩分OO%カット
という意見や食品が多く、
塩分の摂取を減らす=健康
みたいなイメージになっています。
塩分のとりすぎは高血圧、腎疾患、心疾患
動脈硬化、むくみの原因にもなります。
世間的には”塩分とりすぎ注意”と言われていますが、
過度に摂取を控えると、
血管が十分に水分を維持できなくなったり
細胞が水分を維持できなくなるので
体が疲れやすくなったり
冷え性、代謝が悪く疲労感が抜けない
体になってしまいます。
*海水 ー 水 = 食塩 ?
結局、塩はたくさんとったほうがいいのか?
なるべく控えたほうがいいのか?
よくわからないという人が多く、
いろいろな情報に混乱されている状態だと思いますが、
以前、最近の米や砂糖は
精製されすぎて
ミネラルや他の栄養素がほとんどない状態
だという記事を書きましたが、
実は塩も同じような状況です。
家庭にある一般的な食塩は化学精製塩といって
化学的に大量に生産された塩です。
これは、塩化ナトリウムが99%の
完全なる塩です。(?)
あなたがイメージする
海水をグツグツ蒸発させて
塩の粒を取り出すという
昔ながらの方法が
一般的な食塩の製造では行われていません。
海の水を凝縮させて作った塩の場合は
塩化ナトリウムが74%ほど
残りの26%にカリウム、カルシウム、
ミネラルも含まれています。
塩を1g摂取した時に
その2割強がミネラルですので
塩分を摂取したときに同時に
様々なミネラルを補給できるわけです。
ですが、化学精製塩の食塩では
他のミネラルの補給は期待できず、
塩化ナトリウムだけが摂取されてしまうので
塩分のとりすぎになってしまうのです。
*減化学塩と増天然塩
世の中に見られる減塩食品は
塩化ナトリウムオンリーの化学精製塩を
減らしてありますよ
という意味であり、
食塩の摂取を減らしたから健康
というわけではありません。
正確には
化学精製された塩はなるべく控えて
天然の塩(ミネラルを含んだ塩)を使ったほうがいい
というのが健康的には正しいと思います。
仮に普及している食塩が全て天然のものでしたら
そこまで減塩を気にしなくてもいいでしょう。
しかし、食品に含まれている食塩は基本
化学精製塩ですので
たくさん摂っても
見込めないので
お医者さんは「塩分を控えてください」
とおっしゃるのだと思います。
そこで、家庭の料理では
ミネラルが含まれている天然の塩や岩塩を
使用すると良いでしょう。
購入する際にどのように作られたかをチェックしてみてください。
まずは、塩に対する認識を変えてみましょう。
ありがとうございました。