運動後の牛乳はやっぱいいらしい!?
タンパク質不足の人が増加しています。
食事制限や、無理なダイエットによってやせている人は増えているが、
タンパク質不足によるダイエットは危険だということに関して。
厚生労働省のデータによると、
肥満度を示すBMI値が「やせすぎ」にあたる18.5%未満の人は
20代女性の5人に1人もいて、
30代でも1割を超えているようです。
ダイエットといえば昔から
食事抜きが王道で
運動してやせることよりも、摂取カロリーを減らして
体重計の数値を操作する
という人が後を絶たない…
日本では何故か体重値に必要以上にフォーカスされているような…
タンパク質が不足すると
骨や血管が弱くなり、脳卒中のリスクをあげたり
心臓が弱くなります。
そして、筋肉が衰えてしまいます。
タンパク質は人間のエネルギーそのもので、
毎日補給する必要がある栄養素です。
女性の場合
やせた母親から生まれる子供は
低出生体重児(新生児の体重の目安は2500g)
として生まれ、その赤ちゃんは大人になってから
生活習慣病になるリスクが高くなります。
*筋肉は臓器である
筋肉には糖質の80~90%を貯蔵する機能も担っています。
筋肉が減ってしまうと、糖が貯蔵できなくなるので
結果的に太りやすくなってしまいます。
糖尿病のリスクも高まります。
イメージだと、アスリート(筋肉質系)が現役を引退して
太るような感じです。
現役のときの筋肉が衰えて、キープしていた糖質が血液に戻されて
ぽちゃっとした体型になるのだと思います。
摂取したタンパク質は一旦アミノ酸に分解され
血液中を流れ筋肉細胞へと取り込まれていきます。
アミノ酸濃度が高まると、
筋肉を合成し始めるのです。
ちなみに、トレーニングの1~2時間後は
筋肉の合成速度が安静時の
2倍以上になります。
運動して、タンパク質をとれば、筋肉が
糖質をバッテリーとして保管してくれるのです。
*牛乳 ロイシン
牛乳には必須アミノ酸”BCAA”の一種のロイシンが多く含まれています。
ロイシンは水に溶けやすく
吸収スピードが速いので運動後にはとても効果的です。
プロテインを運動後に飲んでいる人もいますが、
牛乳だけでも筋肉は増加するんだとか。
特別ムキムキを目指していなかったり、
プロテインは飲まずに運動する派の人は
牛乳だけグビッとやっても良さそうです。
熱中症の予防にもなるので、
暑い夏は運動後に牛乳を飲むのも
いいでしょう。
牛乳によって肝臓がはたらき、糖、タンパク質の代謝が良くなり
血中の浸透圧が維持され、血流量が増えるからです。
他の食品(卵や納豆など)でも良いですが
即効性に優れるのは、ロイシンを多く含む牛乳になります。
筋肉の仕組みがわかると
スタイルの良い体
太りにくい体
健康な体
を手に入れるためにも
筋肉を鍛えることは欠かせないなということが認識できます。
テレビや雑誌などでも筋トレによるダイエットが
注目を浴びています。
一過性のブームで終わることなく
広く普及すればいいなぁ。