破天荒な健康ノート

こんにちは 元気に生き生きと生活する情報をお届けしています。ぜひご参考ください。

2種類の涙

涙は悲しい時に流れる場合と、嬉しい時に流れる場合と

2種類あります。

 

*絞り出すタイプ、溢れ出すタイプ

 

涙が流れるかどうかは自律神経によってコントロールされています。

 

感情が高まり、脳による制御ができなくなったときに

涙が流れてくるそうです。

 

感情が興奮しての怒り、悲しみ、悔しさ、嬉しさの涙は

交感神経によって涙腺を刺激されて涙を流します。

 

交感神経は、心拍数を上げ、血管をぎゅっと圧迫するので

出てくる涙はしょっぱくなります。

涙腺をぎゅーっと絞って押し出すので、

目頭が熱く(痛く)なり、目の周りが真っ赤になります。

 

呼吸も速くなり、泣いていると

「ひくっ ひくっ」

といった感じになります。

 

逆に、リラックスしていて涙が出る場合。

映画、ドラマ、本、音楽などで感動した時に出る涙です。

 

過去のことを思い出したり、ストーリーによって感情が揺さぶられる時は

副交感神経が涙腺を緩めて涙を出させます。

 

よく「涙腺崩壊」「感動で涙が止まらない」

という表現がありますが、

感動による涙は興奮による涙より量が多くなりやすいです。

 

最初にも言いましたが

涙は感情を脳が処理しきれなくなった時に出てくるものですが、

リラックスによって涙腺が緩んでいるので

ダムが決壊したように大量の涙が流れるのです。

 

私の場合、涙腺でドドドッと音がするように

涙が溢れ出てきます。(笑)

 

 

そして、リラックスしていますので、心拍数は落ち着いていますので

涙はほとんどが水

 

興奮した涙よりも塩っぱさは薄まります。

 

そして、泣いた後はすっきりした気分になります。

これはまさに副交感神経による癒し効果。

 

赤ちゃんや小さい子が大泣きしてた後

泣き疲れて寝てしまうのは

交感神経によるもので、

文字通り泣いて疲れたのです。(笑)

 

このように涙は2パターンの出方があります。

 

ちなみに、俳優女優や子役の役者さんが

涙を流すシーンで泣く涙は

大粒の涙がタラリと垂れてきますが、

あれはほぼ水らしいです。

 

頭の中で泣けるシーンをイメージして涙を流しているので、

副交感神経タイプの涙を流していることになります。

 

ある子役の子が

泣くシーンは、お母さんが殺されるところをイメージして涙を流す

と以前テレビで言っていましたが

脳内で作り出したイメージで感情を高めて涙を作っているのですね。

 

*唾液も2種類ある

 

涙の他に唾液も2種類あります。

 

交感神経によるの唾液と

副交感神経による唾液です。

 

交感神経が刺激して分泌した唾液は

ネバネバしています。

唾を吐いた時、糸を引いてなかなか切れないやつです。

 

主にあごの下にある唾液腺から出てきて

消化酵素を多く含んでいます。

 

副交感神経が刺激して分泌した唾液は

サラサラで水分多めです。

 

主に舌ベロの付け根やあごにある唾液腺から出てきて

口内洗浄、口臭予防、口の粘膜や舌の渇きを防ぐ役割があります。

 

緊張したり、興奮すると

口が渇きやすくなったり、

ネバっぽい感じになるのは

このためです。

 

涙も唾液も場合によって性質が変わるのは

自律神経が影響しているのです。

これは、自らの自律神経の具合を判断する

良い情報になります。

 

 

ありがとうございました